明るく降りそそぐ日差しに、半袖の方を見かけることも多くなってきました。
紫外線対策に注目が集まるこの季節、
ちょっぴり気になる日差しとアロマの関係をご紹介します。
夏のアロマライフを楽しむヒントに、お役立て頂ければ嬉しいです(*^_^*)
さて、『どんなことに気を付けたらいいの?』の回でもご紹介したように、
精油のなかには、
日光によって反応し肌に刺激を与える成分が含まれている事があります。
「光感作」や「光毒性」とも呼ばれるこの反応。
「毒性」なんていうとなんだか怖いイメージがありますが、
精油を怖がらないであげてくださいね。
わたしたちの身体に欠かせないお水も、
必要以上に飲み過ぎると身体のためにならないこともあります。
とっても便利な火も、
使い方を間違えると危ないこともあります。
精油についても、それらと同じように
「それ自体がとっても危険なもの」なのではなく、
ひとつひとつの特徴にあった安全な付き合い方をすれば、
お水や火のように、暮らしのパートナーになってくれることでしょう。
日光に反応する成分を含むのは、一般に柑橘系の精油です。
日本に初めて紹介されたアロマ本の著者、ロバート・ティスランドによれば、
それぞれの柑橘系精油が日光に反応する濃さは、以下のように示されています。
ベルガモット 0.4%
ライム 0.7%
レモン 2.0%
グレープフルーツ 4.0%
(『精油の安全性ガイド』ロバート・ティスランド著より)
※オレンジ・スイートやマンダリンは、ほとんど心配がないと考えられています
『精油はどんなときに使えばいいの?』でご紹介している量
(小さじ1に精油1滴)で薄めると、1%の濃さになりますので、
特に注意が必要なのは1%以下で日光に反応する
ベルガモットとライム、ということになりますね。
とはいえ、お肌の状態はひとりひとり違うもの。
Aさんにとってはなんともなかったお化粧品を、
Bさんが使ったら合わなかった、なんてことがよくあるように、
お肌の弱い方にとっては、この数字のとおりにならない可能性もあります。
また、精油の成分も、
育った場所や季節によってひとつひとつ違いますから、
同じ種類の精油でも、全部がこの数字にぴったりは当てはまりません。
そんな、「ひとりひとりにとって違う」「ひとつひとつが違う」ところが、
香りの楽しさでもあり、精油との暮らし方のポイント。
柑橘系の精油をお肌に乗せたら強い紫外線に当たらないように、
タイミングを考えて使うのがいちばん安心できそうですね。
また、日光に反応する成分を含まないように抽出した柑橘系精油も売られています。
「フロクマリンフリー」「ベルガプテンフリー」と書かれている精油がそれです。
成分が違うということは、
香りも違うはずなので嗅ぎ比べしてみるのも楽しいかもしれません(*^^*)
夏の明るい太陽には、柑橘系の爽やかな香りがよく似合います。
コットンに染み込ませてスカーフに包んだり、
扇子にスプレーしたりして、香りを楽しんでみてはいかがでしょうか♪
精油について分からないことやもっと知りたいことがあれば、aromafair.hachinohe@gmail.comまでお気軽にお問い合わせください。