春は出会いや別れの多いシーズン。
「ありがとう」「おめでとう」「ようこそ」などの気持ちを込めて、
お花を贈る機会も多いのではないでしょうか。
先日立ち寄ったお花屋さんも、そんなお客様でにぎわっていました。
お花を頂くとその気持ちにはもちろんのこと、
彩りや香りに癒されて気分はほっこり温かに。
また何かの拍子にそのお花や香りにふれた時、
その思い出が蘇ることもあります。
そこで今回は、ちょっと豪華なお花の香りをいくつかご紹介。
あなたの気持ちとともに贈り物やメッセージに香りを添えてみませんか?
ネロリ
ビターオレンジ(橙)の花から採れるこの香りは、
お花の甘さだけでなく柑橘系の爽やかさや少しの苦みを含んだような
繊細でバランスのとれた印象。
緊張や不安な気持ちを感じているような方にもおすすめです。
ローズ
バラの花の香りは抽出方法によって、
ローズ・オットー、ローズ・アブソリュートに分けられます。
香りの印象や特徴にも違いがありますが、
いずれにしても気品ある優雅な香りは、うっとり幸せな気分に。
女性特有の心身のお悩みにも寄り添ってくれます。
ジャスミン
小さく可憐な花から抽出された香りはそれとは裏腹に、
とっても濃厚で甘さや果実感に艶っぽさをもつ大人な印象。
気分が沈み落ち込んでしまったとき、
逆に高ぶりすぎているときにも役立ってくれます。
これらのお花から採れる香りは、
『植物から精油ができるまで』でご紹介しているように、
1kgの精油を作るために数tの原料が必要だったり、
その収穫に大変手間がかかっていたり。
濃厚な1滴にはたくさんのお花が使われ、
多くの人の手がかかっているがゆえ、
大変貴重なものとなってしまうのもうなずけます。
メッセージカードや便箋に香りを移すには、
精油をコットンに染み込ませたものと一緒に、
密閉出来る袋に一晩入れておいてみて下さい。
色移りが気にならないものでしたら、隅っこにほんの少しの精油を付けても。
ただし、付け過ぎには十分ご注意下さい。
ハートや星型などお好みの形に切った紙に香りを含ませて、
封筒やギフトボックスの中に忍ばせるのもいいかもしれませんね。
香りそのものを形として贈りたい時は、
『母の日に贈る香りの花束』でご紹介しているようなリードディフューザーや、
手軽に作れて気軽に使えるルームスプレーなど作ってみてはいかがでしょうか。
今回ご紹介した香りは、
シングルでお花の香りのイメージのまま楽しむのもいいですし、
比較的さまざまな香りとの相性も良いので、他の香りとのブレンドも試しながら、
違った印象の香りを作ってみるのも楽しいですよ。
贈った側にも贈られた側にも香りが良い記憶として残り、
時折思い出してもらえたら嬉しいです。
※精油について気になることや、もっと知りたいことは、 aromafair.hachinohe@gmail.comまでお気軽にお問い合わせ下さい。