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青森生まれの香りのおはなし~しちのへラベンダー編~


みなさんは、身近なところでも精油が作られている事をご存じですか?

アロマテラピーやエッセンシャルオイルなどといった言葉を耳にすると

「どこか遠い国からやってきたもの」というイメージをお持ちの方も多いかもしれませが、

実は日本でも様々な精油が作られています。

2017年の第一回目のコラム『和の香りをたのしもう!』の回では、

ユズや楠などの日本ならではの香りをピックアップしてご紹介しました。

青森県内でもヒバ、ラベンダー、クロモジといった精油が作られているほか、

ハマナスの香りを皆さんにお届けしたいと研究中の方もいらっしゃいます。

先日のaromafair in八戸vol.5でラベンダーの蒸留体験を行って下さった

「空風~瞬の香り~」の松本義典さんもその生産者のおひとり。

そこで今回は、松本さんの「しちのへラベンダー」にスポットを当てご紹介したいと思います。

旅先の北海道富良野で初めて目にした一面のラベンダーに魅了された松本さんは、

富良野から苗を取り寄せ、七戸町の畑で栽培を始めました。

日当たりと水はけのよい土地を好むラベンダーに対し、

元は田んぼの湿気の多い松本さんの畑。

富良野と七戸の気候の違いも相まって、

最初の年は三分の二が枯れ、

翌年は残ったうちの三分の一が枯れてしまいます。

それでも、山砂を混ぜたり、高畝にしたり、

雑草との共存の大切さに気付いたりと、

さまざまな試行錯誤の末、

現在の約2000株へとたどり着きます。

自分の思い描いている香りのラベンダー精油を作りたいという想いで、

殺虫剤や化学肥料を使わない植物にとってやさしい育て方を心がけ、

刈り取りも早朝から全て手作業で行っているそうです。

お野菜やお米等が、

育った環境や調理する人によって味が違ってくるように、

精油も原料となる植物の育った環境や、

蒸留する方のこだわりなどによって、

香りの印象に違いが出てきます。

それは、

精油を構成する成分の割合も異なっているということでもあります。

愛情とこだわりいっぱいの、しちのへラベンダーは

つぼみを指で摘み取った瞬間の香りが理想」とおっしゃるように、

フレッシュでふんわり優しい印象ながら、

生命力あふれる力強さも併せ持ち、

ラベンダーの香りが苦手だったという方にも多く好まれています。

aromafair in 八戸vol.5での蒸留体験の際、

また新たな発見があったという松本さん。

今後のしちのへラベンターの展開も楽しみですね。

そして、

しちのへラベンダーや、青森生まれの香りが気になるという方に、

嬉しいお知らせが♪

なんと、来月の青森ねぶたまつりでは、

今回ご紹介した、しちのへラベンダーのほか、

ヒバ、クロモジの香りをたのしむグッズがお求め頂けるそうです。

香りと記憶の結びつきは深く、

香りによって思い出がよみがえる事があります。

青森生まれの香りと青森のお祭りを一緒にたのしんで、

より思い出深い夏を過ごしませんか(^―^)

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精油について不安なことやもっと知りたいことがあれば

aromafair.hachinohe@gmail.comまでお気軽にどうぞ♪

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