「資源天然物化学 改訂版」
(秋久俊博・小池一男:編 発行:共立出版)
紀元前3000年の古代メソポタミアの時代、
神様に捧げた香煙を始めとし、人類は香りを生活に取り入れてきました。
生活と密接に関わってきた「におい」ですが、
科学的解明はまだ完全にはされていないそうです。
自然の天然物を科学的に解説したこの教科書には、
「植物精油(エッセンシャルオイル)と香料」の章もあり、
においとは何かということや、
天然や人工の香料の種類や、用途、効果などについて化学的な側面から書かれています。
例えば、「フレーバー」と「フレグランス」の違い。
フレグランスは鼻から感じるのに対し、
フレーバーは口から鼻に抜けるにおいのことを示します。
また、フレーバーの感じ方は、舌触りも関わってくるそうで、
鼻だけで「におい」を感じているのではないと知ることができます。
大学生向けの教科書のため、なかなか一般的な本屋さんでは見かけにくい本ですが、
八戸ブックセンターにお立ち寄りの際は
ぜひご覧になってみてください。
→一緒に楽しみたい本
「ハーブ図鑑 ペーパーバック版」
(ジェニー・ハーディング:著 ガイアブックス:発行)
130種類のハーブの特質と薬効を記した本。
ハーブと聞いて思い浮かべるペパーミントやラベンダーなどはもちろん、
セロリやごぼうなど、馴染み深い野菜なども載っています。
(八戸ブックセンター 熊澤)
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